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  2016年11月26日       fun-trails.com

FTR100を走って感じたウルトラトレイルレース攻略のポイント

秩父の山を100km走るFTR100を走ってみて感じたウルトラトレイルの走り方をまとめます。 今後トレイルランニングの100km以上のウルトラトレイルレースを走る方のご参考になれば幸いです。

Hiroto Komatsu

2016年11月19日〜20日にかけて秩父〜飯能で行われたトレイルランニングレースFTR100を走ってきました。
レースを走りながら経験したトラブルや気付きをまとめました。

タイムの短縮ポイントはエイドでの滞在時間

ゴールの目標タイムを達成するため、関門時間との追いかけっこなど、タイムを意識して走らなければならない場合は、走って短縮するよりも各エイドステーションでの滞在時間を短縮する方が簡単に出来ます。
エイドステーションでの滞在時間を短縮する為にはあらかじめエイドステーションでやるべき事を事前に頭に入れておくとスムーズです。例えばエイドでフラスコに水を追加する場合、エイドステーションに入る直前にフラスコの蓋を空けてすぐに補給を出来るようにする等。また、ドロップバックを受け取れる地点では事前にドロップバッグから何を出して、何をドロップバッグに戻すのかを事前に想定しておくと効果覿面です。
(もちろん各エイドを楽しむというのもレースの楽しみ方の1つです。エイドの滞在時感短縮はタイムを意識して走らなければならない時の手段としての提案です。)

補給は定期的に摂る

出典:www.arist.co.jp

今回使ってみて最も良かったジェルはメダリスト

今までは少しエネルグー不足を感じたりしたタイミングでジェルを摂取するような走り方をしてみましたが、今回は45分に1度定期的にジェルを摂取するようにしていました。
不定期で摂取するよりも定期的に摂取した方が体のコンディションは安定していたように感じました。スタート直後はエネルギーがあるので「まだ摂らなくても良いか」と思いがちですが、スタート直後から定期的に補給は行うのが良いと思います。
また固形物はエイドステーションで摂取するようにしていましたが、ウルトラトレイル経験が多い友人から普段食事を摂るタイミングと同じタイミングで固形物を摂ると良いと聞いていました。こちらも今回試してみたところちょうど毎日の生活で食事を摂るタイミングに空腹感を少し感じ、固形物の摂取においても目安を作れるのは良いなと感じました。

体に負担のかからない走り方を意識する

今回前半の60kmは特に無理をしない事を意識しながら走りました。
走っていて、少しでも「この調子で走り続けたら疲労が溜まるな」と感じる場合はペースを落としたり、走りを歩きに変えたりしました。
感覚は個人差があると思いますが自分の中では「このペースだったらいつまでも走り続けられそう」くらいに感じるるペースが適切に感じました。心拍数をこまめにチェックしていましたが、ある程度「この心拍数を超えないようにしよう」という基準もレースの中で分かるようになりました。今後、レース経験を積み重ねることにより、ウルトラトレイルに適切な心拍数の基準はもっと明確に出来る気がします。

同じ筋肉を使い続けない

同じ筋肉を長い時間繰り返す(同じ動作を長い時間続ける)ことにより筋疲労は大きくなります。
特に登りが長い区間・下りが長い区間・ロードが長い区間など同じ筋肉を使い続けなければならないパートは同じ筋肉を使い続けない工夫をする事で筋疲労は軽減出来ます。
例えばゆるくて長い登りが続く場合は少しの区間走って、その後歩いてを繰り返したり、下りパートは全部を同じリズムで走らず、ガレている箇所や段差の大きいところは敢えて大股歩きを加えるなど走りに変化をつけると体へのダメージが分散されます。

無理に抜かない

レース中は前を行くランナーとペースが合わない事があります。前のランナーが速い場合は問題ありませんが、少しペースが遅くなる時には注意が必要です。
前の人の前に出たいと思うような状況では余程ペースが遅くない限り、前に行くのは得策ではないのではと気付きました。「前に出たからには後ろの人よりも速く行かなければならない」という無言のプレッシャーを感じると、自然とペースを上げざる得なくなってしまいます。

トラブルは起こるものだと心得る

今回は関節のトラブル(膝の痛み)が40km地点で発生し、夜間走行中には急にライトが消え(恐らく接触不良)、シューズの中に入った石が中速部の痛みを引き起こしていたり、心拍計が当たる部分に擦り傷ができたりといくつかトラブルがありました。
20時間近く走るロングレースでは恐らくトラブル無く完走ということはないのではと感じました。
想定しうるトラブル回避策は打ちつつも、「どんなに万全な準備をしてもトラブルは必ず発生する」という前提の元にレースを進めるべきかなと感じました。事前にトラブルが起こる事を想定していないと実際に起こった時にパニックになってしまい、冷静な判断ができなくなります。(今回のレースでは各種トラブルが発生するたびにパニック状態になりました)
ただ、レース経験を重ねる事でトラブルの発生頻度は減らせる気がします。

友達をつくる

今回レースを振り返ってみて、苦しかった時間帯の事はよく覚えていますが、気が紛れるような事があった時間帯の事はあまり多く記憶に残っていませんでした。
A3〜A8まで道中一緒になる事が多い人がいましたが、その人と話をしていた時間帯はレースでは苦しい時間帯だったはずですが、案外あっさりと終わってしまった印象があります。
特にアドレナリンが切れてくるような時間帯には話が出来る人を見つける事で、苦しいパートを乗り越えられるのではないかと思います。

苦しいという感覚は気のせい

後半は脚が動かない時間帯が多かったのですが、最後のロードに出てからの5kmは自分でも信じられないくらい脚に力がみなぎり、走りきる事が出来ました。
「限界というのは自分の頭が作った幻想である」という事を改めて思い知らせれました。
辛いと思った時間帯には「あ、自分は今辛いと思っているな」「この苦しみは自分の頭が作り出している幻想だ」という風に苦しさ認め、それが何故起こっているのかを客観視する事により、苦しさは軽減されることも実感しました。

Hiroto Komatsu
Hiroto Komatsu
花咲けピクチャーズ所属。趣味でランニング・トレイルランニングを楽しんでいます。ITを通じてランも楽しくしていきたい...
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カテゴリ: レースに関するTips


キュレーター紹介
Hiroto Komatsu
Hiroto Komatsu
花咲けピクチャーズ所属。趣味でランニング・トレイルランニングを楽しんでいます。ITを通じてランも楽しくしていきたいと考えています。

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