42kmの距離を走るということは6時間かけて走る場合、6万歩以上にもなります。これだけ足を前後に交差する動きを繰り返していると、ウェアと素肌が擦れることによってトラブルが引き起こるケースがあります。特に多いのがかかと、股やパンツの裾まわり、首回り、ノースリーブの場合は袖周り、男性は乳首にスレが発生しやすいです。最初は違和感から始まり、徐々に痛みに変わり、ひどい場合は出血してしまう場合もあります。ウェアの擦れが原因でフルマラソンが辛い経験になってしまうのは非常に勿体無いので、是非対策は打っておきたいところです。
かかとの対策としてはシューズのかかとよりも高いソックスを用意しましょう。股やふととも、首回り、脇・袖周りにはワセリンなどをレース前に塗っておくと良いです。また、男性は乳首にバンドエイドやニップレスを貼っておくとトラブルの予防になります。
特に新品のシューズやウェアは生地が固く、擦れによるトラブルが発生しやすいので普段から使い慣れたものを着用してレースに臨みましょう。
ランニング中にエネルギー切れが起こると、急に体が動かなくなったり・震えが始まったりという症状(ハンガーノック)が発生します。
万が一ハンガーノックになってしまった場合は、エイドに用意される食事よりもスポーツ専門店などで取り扱われているジェルの方が回復としては効果覿面です。
エイドで用意されている食料(バナナ・チョコレート・おにぎり・パンなど)は摂取してからエネルギーに変換するまで1時間以上の時間を要すると言われていますが、ジェルは約15分でエネルギーに変換されます。ハンガーノックになったらジェルを2つほど摂取すると、早いタイミングで体に力が戻って来ます。
コンビニなどで販売されているエネルギーゼリーでも良いのですが、携行性の面で小さくて軽い専門のジェルは優れています。エネルギーゼリーをウエストバッグなどに入れて走ると揺れが気になります。
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